転職バイブル 転職に失敗した...と後悔しないために必要なこと
転職に踏み切ってはみたものの、あとから失敗したと感じて後悔する人は意外に多いようです。そうなってしまう理由は転職を考えるとき、負の感情からスタートさせているからではないでしょうか。ここでは転職を成功させるために必要な考え方についてまとめます。
転職をする際の良くない考え方
転職をする際に陥りやすい考え方の一つに、「今の仕事や会社が嫌だから次に......」ということがあります。
不満があるから転職という考えがすべて悪いわけではありませんが、「こんな仕事から逃げ出したい」、
「とにかく会社を辞めたい」という気持ちだけで行動するのは得策とは言えません。
感情ばかりが先立って早まった行動を起こすと、次の転職先も焦って探すことになりがちです。
転職を成功させるためには冷静な判断に基づいて計画的に行動することが必要なのです。
まずはこのことをしっかり自覚しましょう。
後悔しないために......転職をする前に考えておくこと
では転職前にはどんな考え方をするべきなのか、改めてポイントを挙げてみます。
・今の会社が嫌というだけで辞めない
辞めるという行動を起こす前に、「今の会社でまだできることがないか」、
「上司に掛け合って環境を変えられないか」、「同僚などと話して協力してやる方法はないか」、
といったことを、落ち着いてもう一度考えてみてください。環境改善が叶うのであれば、
今の会社はそう悪くない会社かもしれません。
・一時の感情に流されて行動しない
たとえば喧嘩をするような形で突発的に会社を辞めるのは問題です。
少なくとも円満退社すれば、次の職場に行ったあとでも今の人脈などが生かしやすいはずです。
さらに、もし別の業界に転職したとしても日本の社会は狭いもの。
人と人との繋がりを通して仕事上で関係が発生することもゼロとは言えません。
辞めるにしても、ひとまず少し時間をおいて考える時間を持つようにしましょう。
・退職に向けて計画を立てる
もしも辞めることを決めたとしても、それからやるべきことはたくさんあります。引き継ぎの手筈を整えたり、
転職先での新しい仕事のためにスキルをアップさせたり。
次の職場に就くまでの期間のお金のやりくりをどうするかなどの計画を立てることも必要です。
さらに、事前に転職先の情報をしっかりと集めて備えておくことも大切です。
会社を辞めるタイミングは?
多くの会社では就業規則で退職届は30日前までに提出することと決められています。
会社によっては、届けの提出の義務はなく口頭でも良いとされている場合もあるので確認してみてください。
退職の時期は可能な限り、現在、抱えている仕事が一段落したとき、
あるいは組織変更があるときなどタイミングを見計らうのがいいでしょう。「立つ鳥跡を濁さず」をモットーに、
なるべく会社に迷惑をかけない選択を心がけることが大切です。
会社を変わるというのは新しい環境を求めて前進するということです。ネガティブな感情ではなく、
前向きな気持ちで転職できるように今の自分の状況を見つめ直すことから始めてみてはどうでしょうか。