転職バイブルUターン転職・Iターン転職の違いとは
Uターン転職、Iターン転職という言葉を聞いたことはありますか? いずれも地方の企業に転職するスタイルのことですが、この2つにはいくつか違いがあります。今回は、Uターン転職とIターン転職の違いなどについてご紹介します。
「Uターン転職」と「Iターン転職」の違い
Uターン転職とIターン転職には、どのような違いがあるのでしょうか。以下で、それぞれの特徴を見てみましょう。
・Uターン転職とは
Uターン転職とは、生まれた地域に戻って転職することを言います。大学や就職などの理由で
地方を出て都会で暮らしていた人が、改めて生まれた地方で転職先を探すスタイルです。
・Iターン転職とは
Iターン転職とは、都会に生まれ育ち、都会で就職もした人が、地方に移住して地方の会社に
転職することを言います。その地方に縁がなくても、地方に移住したいという目的で
転職先を探すスタイルと言って良いでしょう。
Uターンが「地方から都会、そして地方」となる流れでUの字のようになるのに対し、
Iターンは「都会から地方へと」流れが1つでIの字のようになることから「Iターン」と言われています。
Uターン転職やIターン転職を考えるきっかけは?
Uターン転職やIターン転職が考えられるきっかけはいくつかあります。
1つは、家族の事情、例えば親の介護や面倒をみるためにUターン転職をするケースです。
幼馴染と結婚するといった場合に、お互いの地元に戻るという場合もあるようです。
2つめは、配偶者が地方転勤となることで、同じ地方で転職するケースです。この場合はIターン転職になります。
単身赴任を選ばずに夫婦そろっての生活を望む場合にIターン転職を選択する方も少なくないようです。
3つめは、ライフスタイルの変化を求める必要に迫られた場合です。
例えば、出産を契機に子供の教育のために地方で生活をしたいといった理由はその一例でしょう。
子供の面倒を親に見てもらうためにUターン転職をする場合もあれば、都会の喧騒を離れて子供のために
スローライフを実現するためにIターン転職を選択するケースもあるようです。
4つめは、金銭面のメリットを求めるケースです。
Uターン転職であれば、実家で生活をすることで住居費等が節約できます。
Iターン転職の場合も、都会より地方の方が物価も安い傾向にあるため、生活費を節約することが可能です。
地方で就職するということは同じでも、Uターン転職とIターン転職とでは事情が異なります。
実際に転職エージェントに登録する際には、目的や背景を理解してもらうことが大切なので、
事前にしっかりと伝えておきましょう。