転職バイブルUターン・Iターン時の志望動機の考え方
昨今ではUターン・Iターンは転職においての重要な選択肢となっています。ただ「なぜ地方を選択したのか」という志望動機は採用する側にとっても重要な評価ポイントになるのが実情です。 そこで今回はUターン、Iターンの志望動機の考え方についてご紹介したいと思います。
地方で働く自分の将来を考える
まずは地方で働く自分の将来がイメージできていることが大切です。
例えば、自分が何をしているのか? その土地で自分がどういう存在として生きているのか?
自分自身の生活や家族の将来をどうしたいのか? そういったことをきちんと考えておく必要があります。
そして、その将来ビジョンを達成するための手段が「地方で働くこと」である、
と結論付けておかなければいけません。その部分が明確に描けていないと、
採用する側の会社には地方で働く覚悟や熱意が伝わりません。
地方で転職しようと思った理由を考える
Uターン、Iターンの就活では「なぜ地方で転職をしようと思ったのか?」の明確な理由を考えておくことが大切です。
例えばその理由は以下のようなものが多いでしょう。
「都会ではない場所で子供を育てたい」
「親や家族の面倒をみたい(みなければならない)」
「生まれ育った土地に戻って、その地域の役に立ちたい」
「地方活性化に自分を役立てたい」
「その地域にどうしてもやりたい事業があった」
「その地域の観光に携わりたい」
もちろん本音では「通勤地獄から回避したい」「物価の安いところで暮らしを安定させたい」
「都会の喧騒を離れたスローライフを満喫したい」といった理由もあるかもしれません。
ただし、これらの理由は採用する側の会社に人物としてのネガティブな印象を与えるので、
志望動機としては使うことはできないので注意しましょう。
また「その地方に来る」ことだけが志望動機であってもいけません。なぜその会社を選んだのか、
なぜその会社でなければならないのかについて、これまでの職歴や経験と併せて志望動機に
組み立てることも決して忘れてはいけません。
Uターン、Iターンでの志望動機は、都会で就活するよりも伝えたいことが多くなってしまう傾向もあります。
必要以上に詰め込んでしまうと焦点がぼやけてしまうので、ポイントを絞って簡潔にまとめることが大切です。
今回ご紹介した内容を参考にしていただき、採用する側の会社に明確に意図が伝わるような
志望動機を用意するようにしましょう。