転職バイブル日本で働きたい外国人の方必見!履歴書を作成する際の注意点
日本の就職活動になくてはならない履歴書の作成。
外国人であっても例外ではなく、初めて見る日本の履歴書を見て、どう記入すればよいのか戸惑う方も多いのではないでしょうか。
ここでは日本で働く外国人の方向けに、履歴書を作成する際のポイントや注意点などについてご案内いたします。
履歴書は手書き、PCのどちらがよい?
最近では履歴書を手書きではなくパソコンで作成される方も多いと思います。
どちらが正解ということはなく、応募する企業によって使い分けることが大切です。
手書きで履歴書を作成するメリットとしては、正しい日本語や漢字が書けることをアピールできることが挙げられます。
一方、作成に時間がかかるというデメリットがあります。
パソコンで履歴書を作成すると、文字が読みやすく作成の効率も高まり、作成した履歴書の汎用性が高いといったメリットがあります。
また、パソコンスキルがあるということをアピールすることもできます。
しかし、日本語を書くことができるのか? と疑ったり、マナーがなっていないと感じたりする採用担当者もいるため、注意が必要です。
一般的に比較的新しいベンチャー企業や、IT関連の企業、履歴書の作成がパソコン可になっている企業などはパソコンで作成したほうがよいといわれており、小さい家族経営の企業や平均年齢が高い企業、歴史がありITとはあまり関わりがない企業などに関しては、手書きの履歴書が好まれる傾向にあります。
証明写真に関する注意点
履歴書に張り付ける証明写真は、写真屋さんや駅前の証明写真自動撮影機などを利用して撮影するようにしましょう。
スナップ写真の流用や、スマートフォンや家庭用のカメラで撮影したものは好ましくありません。
撮影時の服装はスーツ姿が望ましいでしょう。
そして、撮影した写真は企業が指定したサイズに切って履歴書に貼りましょう。
また、基本的に証明写真は3か月以内に撮影したものを使用し、髪型など、写真が現在と大きく異なる場合は、3か月以内に撮影したものであっても新しく撮影し直すようにしてください。
住所を書く際の注意点
住所は都道府県から順番に書くようにし、略さずにアパートやマンション名、部屋番号まで正確に記入してください。
数字はアラビア数字を使用し、漢数字は使わないようにしましょう。
学歴、職歴の書き方の注意点
学歴と職歴の部分は分けて書くことが重要で、2つのカテゴリとしてグループ分けしておきましょう。
日付は日本の年号(昭和や平成)で記入するのが一般的ですが、外国人の場合は西暦でも大きな問題にはなりません。
また、外国人の場合は日本でのアルバイト経験もよいアピールになりますので、職歴の中に記入しておきましょう。
学校名や企業名は英語表記などにするのは好まれません。ですから、カタカナに訳して記入しましょう(例:Sam Houston State University ⇒ サムヒューストン州立大学)。
免許、資格の書き方の注意点
免許や資格はアピールできるものを優先して記入し、略して書かないようにしてください。
外国で取得した資格や免許なども日本語表記(カタカナ)にできるだけ訳して記入しましょう。
応募する企業によってアピールする免許や資格の記入順序を変えることも大切です。
自己PR、志望動機の書き方の注意点
ここは積極的にアピールできる部分を記入してください。
抽象的なものではなく、具体的に記入することが大切で、「御社の○○に共感した」「こういう仕事をやりたい」など、しっかりと意思を伝えることが大切です。しかし、謙虚さも大切ですから、自慢話や武勇伝になりすぎないように注意しましょう。
また、自己紹介や志望動機は面接でも聞かれますから、書いたことをしっかりと説明できるようにしておきましょう。